【監修】秋山宏次郎
【著者】バウンド
【発行】株式会社カンゼン
A5判/136ページ
2024年2月16日発売
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※本書の売上げの一部は「一般社団法人こども食堂支援機構」を通じて全国のこども食堂支援に使われます。
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日本と世界はSDGsをどれぐらい達成できているか?
目標とする2030年のSDGs達成は難しい。
世界のみんなが協力しないと地球があぶない!
■2015年に、「2030年の達成」を目指して始まったSDGs。2023年はちょうどその中間点でした。テレビや雑誌でSDGsを頻繁に取り上げられていますが、SDSN(国連持続可能な開発ソリューションネットワーク)が毎年発表する『持続可能な開発報告書2023(Sustainable Development Report 2023)』によると、17の目標をのうち世界全体で達成できている目標はひとつもありません。
■SDSNでは、SDGsの17の目標、169のターゲット、232の指標を用いて、進捗状況を判定していますが、この中身に触れられることは多くありません。しかし、この指標まで見ることで、「私たちが何をしなければいけないのか?」をより深く理解できます。
■日本でSDGsという言葉が浸透した今だからこそ、本書では親子一緒により深い理解を目指して、一歩進んだSDGs本を出版します。
■17の目標に対して設定された232の指標は、どれも数値化され、判定基準も明確なため、どれぐらいを達成できているかをわかりやすく示してくれます。つまり、未達成のターゲットを見れば、日本が抱える社会の問題が浮き彫りになり、こどもたちにとっても将来何をすべきかを、今何をするべきかを示すことができます。
何かを変えなければ、このままではまったく間に合わない!
「日本がSDGsで達成できていること、できていないこと」
◎達成できていること
・電気を使える人の割合
・安全に管理された水道サービスの使用人口
・小学校の就学率
・人口10万人あたりの殺人数
・インターネットの利用率
・1日2.15ドル未満(約320円)で暮らす人が少ない …など
◎達成できていないこと
・国会議員の女性比率
・総電力出力あたりの電気や暖房用のCO₂排出量
・1人あたりの電子廃棄物の発生量
・報道自由指数
・男女間の賃金格差
・1人あたりの廃プラスチックの輸出量 …など
【目次】※場合によって変更されます。
第1部 日本と世界のSDGsの達成状況を知ろう
2030年のSDGs達成はかなり厳しい!
日本はSDGsの達成状況は世界21位
日本はたった2つの目標しか達成できていない
世界でSDGsの達成に近いのはフィンランド
世界の大国の達成状況を見てみよう①アメリカ
世界の大国の達成状況を見てみよう②中国
一度達成したからといって安心できない!
第2部 17の目標の日本の達成状況をくわしく知ろう
目標①貧困をなくそう
達成できていないこと「相対的貧困率」
目標②飢餓をゼロに
達成できていないこと「持続可能な窒素管理指数」など
目標③すべての人に健康と福祉を
達成できていないこと「結核の発生率」
目標④質の高い教育をみんなに
目標⑤ジェンダー平等を実現しよう
達成できていないこと「女性の国会議員の割合」など
目標⑥安全な水とトイレを世界中に
達成できていないこと「安全に管理された衛生サービスを利用している人口」など
目標⑦エネルギーをみんなに そしてクリーンに
達成できていないこと「電気や暖房用のCO₂排出量」など
目標⑧働きがいも経済成長も
達成できていないこと「経済成長率」など
目標⑨産業と技術革新の基盤をつくろう
目標⑩人や国の不平等をなくそう
達成てきていること「高齢者(66歳以上)の貧困率(%)」など
目標⑪住み続けられるまちづくりを
達成できていないこと「公共交通機関の満足度」など
目標⑫つくる責任 つかう責任
達成できていないこと「1人あたりの電子廃棄物の発生量」など
目標⑬気候変動に具体的な対策を
達成できていないこと「1人あたりの輸入品に内包されたCO2排出量」など
目標⑭海の豊かさを守ろう
達成できていないこと「獲った魚のうち廃棄された割合」など
目標⑮陸の豊かさも守ろう
達成できていないこと「レッドリスト指数」など
目標⑯平和と公正をすべての人に
達成できていないこと「報道の自由指数」
目標⑰パートナーシップで目標を達成しよう
達成できていないこと「金融秘密度指数」など
巻末企画「こども食堂支援機構」活動報告