【著者】小林弘幸
【監修】末武信宏
四六判/144ページ
2022年6月21日発売
<すべてのアスリートに対応>
呼吸筋をゆるめると集中力が高まり、身体能力も上がる!
手軽で劇的に効果ある、肺活トレーニング10種目も収録
自律神経研究の第一人者が考案
医学的根拠に基づく肺強化トレーニング
従来のトレーニング法と比較にならないほど
スポーツパフォーマンスがアップ!
本邦初公開!
医療機関における最新研究に基づく
スポーツをする人向けの肺活トレーニング
肺活とは、文字どおり、肺の活動を促すことを意味します。
詳細は本文でふれますが、肺活を実践することで、脳活も腸活も同時に行うことができます。
しかも、その効果は健康面だけにとどまりません。
順天堂大学医学部をはじめとした複数の医療機関における最新の研究により、肺活によってスポーツパフォーマンスの向上することが判明したのです。
競技のジャンルは問いません。
スポーツパフォーマンスと肺との関連といわれて、多くのかたがたの頭に真っ先に浮かぶのが「肺活量」ということばではないでしょうか。
いうまでもなく、肺活を実践することによって、肺活量は飛躍的に向上します。
ただし、肺活の真のすごさは、そこだけにとどまりません。
肺活によって、私たちが長年研究している、体内の"ある器官"の機能が高まり、その結果として、スポーツパフォーマンスが、従来のトレーニング法と比較にならないほどアップするのです。
本書は、その"ある器官"とスポーツパフォーマンスの関連性について言及した、本邦初の書籍です。
今回紹介する肺活トレーニングによって、日本に特有の「根性トレーニング」と決別することができます。
そして、誰もがトレーニングをすることが楽しくてしようがなくなるでしょう。
【目次】
■Chapter 1
肺を鍛えれば
体は生まれ変わる
人間の本能である呼吸がいま話題
人体における肺の役割とは
加齢に伴う肺の衰えは免疫力を低下させる
タバコは百害あって一利なし
酸素の摂取量がふえるとすべてが円滑になる
ゆっくりと深く吐く時間の長い呼吸が自律神経を整える
■Chapter 2
肺活で
スポーツパフォーマンスが
向上する理由
緊張が解けて競技に集中し最高のパフォーマンスを発揮
ゾーンにも入りやすくなる
自律神経の状態はケガにも影響する
スポーツに必要なのは医学的根拠
呼吸によって自律神経を整える次世代のトレーニング法
肺活でスポーツパフォーマンスが向上するメカニズム
ケガをしない体をつくるためのリスクのないトレーニング法
さまざまな分野で自律神経のトレーニングを活用
さまざまな競技の選手に指導して高い成果
子供の生活態度にも大きな変化
肺活の13の特徴とは
■Chapter 3
いつでもどこでも
誰でもできる
肺活トレーニングを大公開
解説=末武信宏
一日に1~3度を目安に無理のない範囲で行う
【肺活トレーニング1】肺活呼吸
【肺活トレーニング2】胸郭のマッサージ
【肺活トレーニング3】胸郭たたき
【肺活トレーニング4】胸鎖乳突筋のマッサージ
【肺活トレーニング5】胸郭のストレッチ
【肺活トレーニング6】胸鎖関節のストレッチ
【肺活トレーニング7】肋間筋と横隔膜のストレッチ
【肺活トレーニング8】胸郭と腹筋群のストレッチ
【肺活トレーニング9】前鋸筋と肋間筋のストレッチ
【肺活トレーニング10】菱形筋のストレッチ
■コラム
川端魁人(陸上競技選手)
肺活を始めて2日後に自己ベストを更新し
日本歴代8位の記録が出て
東京オリンピックで日本タイ記録を残すことができた