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フットボール批評issue30

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【発行】株式会社カンゼン B5判/160ページ 2020年12月7日発売 【プレミアリーグ謀略者たちの兵法】  監督は謀略者でなければならない。それが世界最高峰の舞台であるプレミアリーグであればなおのことだ。さらに中堅以下のクラブを指揮している場合は、人を欺く行為こそ生存競争を勝ち抜くために必要な技量となる。もちろん、ピッチ上における欺瞞は褒められるべき行為で、それこそ一端の兵法と言い換えることができる。  BIG6という強大な巨人に対して、持たざる者たちは日々、牙を研いでいる。ある監督は「戦略」的思考に則った「戦術」的行動を取り、ある監督はゾーン主流の時代にあえてマンツーマンを取り入れ、ある監督は相手によってカメレオンのように体色を変え、ある監督はRB哲学を実装し、一泡吹かすことだけに英知を注ぐ。「プレミアの魔境化」を促進する異能たちの頭脳に分け入るとしよう。 【目次】 ●フットボールの格言 江間慎一郎 【特集Ⅰ】プレミアリーグ謀略者たちの兵法 ●「プレミア魔境」を促進させるコンダクターたち 生き馬の目を抜くアンチェロッティ、ビエルサ、ロジャーズ、ヌーノ オリヴァー・ホルト ●「古豪復活」への道 エヴァ―トンの現在地と戦術的発展の可能性 渡邉晋 ●マンツーマンの復権 マルセロ・ビエルサが企てる時代性を逆利用した「持たざる者」の兵法 龍岡歩 ●変幻自在「カメレオン・レスター」の生息プラン ブレンダン・ロジャーズの卓越したマネジメントと緻密な戦略 柴村直弥 ●古豪アストン・ヴィラの進撃 プレミアBIG6を切り捨てる“悪役”、その強さの秘密  結城康平 ●謀略家ヌーノ・エスピリート・サントは只の“ジャイアント・キラー”にあらず ジョゼ・フレイタス ●ハーゼンヒュットルが体現する「RB哲学」とは何か? 欧州を席巻するストーミング指導者に通底するもの モラス雅輝×岩政大樹 清水英斗 ●プレミアリーグで巻き起こる英国人監督の逆襲 ドミニク・ファイフィールド ●オーバーラッピング・センターバックという革命 最古の「ユナイテッド」の挑戦は何が革新的だったのか 結城康平 【特集Ⅱ】謀略者たちに追われ続けるクロップとペップの処世術 ●組織的カオスフットボールに急所はあるのか ユルゲン・クロップと「その他」の戦術的攻防 リー・スコット ●“ペップマニア”永井秀樹が語るペップフットボールのすべて 常に常識を疑い、独自の価値を生み出せる力に魅せられて 海江田哲朗 ●滞在歴30年 フォトグラファー山田一仁が語るプレミアリーグの深層 英国プロサッカー取材の実際と中堅クラブの親近感 加部究 【連載】 ●汚点 横浜フリューゲルスはなぜ消滅しなければならなかったのか 田崎健太 ●フットボールの主旋律~カオスに抗うアナリスト~ 第3楽章「レコード」は「データ」にあらず 我が国に本物のサッカーアナリストが誕生しない本当の理由 庄司悟 ●世界サッカー狂図鑑 金井真紀 ●スペインフットボールジャーナル 木村浩嗣 ●スポーツ文化異論 武田砂鉄 ●※新連載 青年監督の本棚 河内一馬  ●FOOTBALL BOOK REVIW ボールは跳ねるよ、どこまでも。 幅允孝 ●新刊ガイド 編集部 ●サッカー洋書案内 実川元子 【永久保存版】プレミア監督クロニクル ●Ⅰプレミア監督の栄枯盛衰 リーグ創設から28年間の監督トレンドを検証する クライヴ・バティ ●Ⅱプレミア監督リスト ……etc

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