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フットボール批評issue29

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【発行】株式会社カンゼン B5判/160ページ 2020年9月7日発売 なぜ、あえて今アーセナルなのか。 あるアーセナル狂の英国人が「今すぐにでも隣からモウリーニョを呼んで守備を整理しろ」と大真面目に叫ぶほど、クラブは低迷期を迎えているにもかかわらず、である。 そのヒントはそれこそ、今に凝縮されている。 感染症を抑えながら経済を回す。世界は今、そんな無理難題に挑んでいる。 同じくアーセナル、特にアルセーヌ・ヴェンゲル時代のアーセナルは、一部から「うぶすぎる」と揶揄されながら、内容と結果を執拗に追い求めてきた。 そういった意味ではヴェンゲルが作り上げたアーセナルと今の世界は大いにリンクする。 ヴェンゲルが落とし込んだ理想にしどろもどろする今のアーセナルは、大袈裟に言えば社会の鏡のような気がしてならない。 だからこそ今、皮肉でもなんでもなく、ヴェンゲルの亡霊に苛まれてみるのも悪くない。 そして、アーセナルの未来を託されたミケル・アルテタは、ヴェンゲルの亡霊より遥かに大きなアーセナル信仰に対峙しなければならない。 ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けたアーセナルに所縁のあるバスク人は、それこそ世界的信仰を直視するのか、それとも無視するのか。 “新アーセナル様式”の今後を追う。 【目次】 ●フットボールの格言 江間慎一郎 ●「我がクラブ」を超越した「我が信仰」 儀式はすでにアーセナル駅から始まっている ヘンリー・ウィンター 【特集Ⅰ】ヴェンゲルの亡霊に苛まれる幸せ ●アルセーヌ・ヴェンゲルの22年は「うぶ」だったのか 元番記者が回想する純粋主義者の皮算用とアーセナル文化醸成への手法 スティーヴ・スタマーズ ●ヴェンゲルが“バトル”を教えてくれた interview:エマニュエル・プティ スティーヴ・スタマーズ ●実は似た者同士? ヴェンゲルVSファーガソンの20年史 プレミアの二大巨頭の舌戦をヴェンゲル愛をもって読み解く キムラヤスコ ●物静かなリーダーが希求した健全な重圧 今でも色褪せることのない無敗優勝の追憶 ジョン・クロス ●インヴィンシブルズは“漢たち”だった interview:ローレン・エタメ・マイヤー ルジェー・シュリアク ●ティエリ・アンリ&デニス・ベルカンプ アーセナル史上最高の2トップを最新データで読み解く 結城康平 ●プレミアに起きた流麗なる革命 “フレンチ・コネクション”20年史 interview:ロベール・ピレス フィリップ・オクレール ●“イケてる”「赤胴体×白袖」変遷史 シンボリックなユニフォームが誕生した理由 内藤秀明 イラスト:安藤隆晃 【特集Ⅱ】アルテタは創造者か、模倣者か ●グアルディオラの弟子、を超えて。ミケル・アルテタの思想を探る 結城康平 ●「爆発的なペース」が円環するアーセナルの戦術 「ボールプレーヤー依存」のヴェンゲルと「プレーモデルありき」のアルテタ らいかーると ●真の「ガナーズ産」は現れるのか interview:アンドリース・ヨンカー(元アカデミー・ディレクター) アルトゥル・レナール ●アーセナルと青田買いの蜜月 もはや「必要性にかられた」若手獲得の宿痾 山中拓磨 ●池袋『バッカス』が結ぶ北ロンドンと城北トーキョー 全国のガチグナたちの聖地を救え 宇都宮徹壱 ●初めてアーセナルの扉を開いた日本人、稲本潤一の軌跡 開拓者“イナ”と彼に寄り添ったFIFA公認代理人田邊伸明の述懐 加部究 【永久保存版】「ガナーズクロニクル」 ●ガナーズの礎を築いた二人の名将 100年以上たった今も残る“アーセナルらしさ”の起源とは 山中拓磨 ●ガナーズプレミア年表    編集部 【連載】 ●汚点 横浜フリューゲルスはなぜ消滅しなければならなかったのか 田崎健太 ●フットボールの主旋律~カオスに抗うアナリスト~ 第2楽章「複数で突っ走る」横浜F・マリノス スプリントとパスの同期を可能にするグアルディオラのユニット  庄司悟 ●世界サッカー狂図鑑 金井真紀 ●スペインフットボールジャーナル 木村浩嗣 ●スポーツ文化異論 武田砂鉄 ●FOOTBALL BOOK REVIEW・ボールは跳ねるよ、どこまでも。 幅允孝 ●新刊ガイド 編集部 ●洋書案内 実川元子

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