■出演:トム・バイヤー
■DVD3枚組(ディスク1:約49分/ディスク2:約61分/ディスク3:約48分)
■言語:日本語
■2010年12月発売
サッカーの指導において、少年年代や初心者に最も求められるものは基礎技術の習得です。
基礎技術の習得はサッカー選手のベースとなるもので、ベースが弱ければその上に積み上げて行くことはできません。
技術が無ければ上のレベルには進めないのです。また、現代のサッカーにおいては、プロになる選手はポジションに関係なく、高い技術を要求されます。
このDVDセットでは、ボールタッチからパス&レシーブ、浮き球のコントロールやコンビネーションプレー、そしてクロスとシュートといった、基本的なサッカーの技術にフォーカスをあて、100種類以上の練習メニューを収録しています。
各メニューでは、指導ポイントなどトム・バイヤーの指導ノウハウを川平慈英氏のナレーションで分かり易く説明。サッカー少年の保護者や、子供たちや初心者を指導するコーチに最適なサッカー教材です。
「基礎技術ほどおろそかにはできない」
サッカー日本代表前監督 岡田武史氏
プロになるために、そして世界で戦うために、基礎技術ほどおろそかにはできません。そして基礎技術は早い段階で習得する必要がある、ということは現在常識になりつつあります。私の古い友人でもあり経験豊富な技術指導のプロであるトム・バイヤーは、基礎技術の指導に必要なことを全て本作に盛り込んでいます。コーチや保護者の皆さん、特に初心者や子供たちの指導に関わる方々にとって、非常に役に立つ教材になることでしょう。
トムさんと川平慈英氏の特別対談も収録!
自身もサッカーの選手として読売ユースでプレーしていた経験もある川平慈英氏。
選手育成における保護者や指導者の役割、日本サッカーの問題点や今後の方向性など、長年の友人でもあるトム・バイヤーと本音の対談を行いました。トム・バイヤーのコーチング哲学の全てが分かるスペシャル対談です。
収録内容
DISC1 再生時間49分
01.ボールフィーリングの練習
ボールフィーリングは最も初歩的でだからこそ早い段階で習得が必要。良い選手になるために、必ず要求されるのが基礎技術の高さ。その中でもボールフィーリングは最も初歩的で、だからこそ早い段階で習得する必要があります。限られたスペース、少人数で練習することができるため、ウォーミングアップにも適しています。本DVDでは、4種類のメニューを紹介。
02.レシーブ&パスの練習
正確なパス&コントロールで相手を崩す。正確なパスとボールコントロールは、サッカーの基本中の基本。現代サッカーにおいて素晴らしい選手になるためには、左右どちらの足でも安定したプレーができ、広い視野を兼ね備えていなければなりません。14種類の練習メニューの中には、広い視野や状況判断力を鍛えるためのゲーム形式の練習も紹介。
03.フェイント&レシーブの練習
次のプレーのための時間とスペースを作る。パスを受ける前に小さなフェイントを入れることで、次のプレーのために時間とスペースを作ることができます。試合展開の早い現代サッカーにおいて、非常に重要な技術です。本DVDで紹介する6種類のメニューは、基本的なものから難易度の高いものへ段階的にステップアップできるよう構成されています。
DISC2 再生時間61分
01.浮き球をコントロールする練習
浮き球のルーズボールをマイボールにする。浮き球のコントロールはとても重要な技術ですが、子供たちにとっては習得が難しい技術でもあります。足や体のあらゆる部分を使ったボールコントロールが自然にできるようになれば、より自由に、楽しんでプレーができるようになるでしょう。本DVDでは、22種類の練習メニューを紹介。
02.ボレーの練習
ボールの心をとらえる。浮き球をダイレクトプレーに繋げるには、ボールの芯をとらえる事が大切です。また、そのためには、体全体でバランスを取る感覚も養わなければなりません。本DVDでは、インステップのボレーを中心に、繰り返し練習できるボレーの基礎練習を5種類収録。
03.ロングパスの練習
ロングパスでピッチを最大限に活用する。サッカーはパスを中心としたスポーツ。素晴らしい選手ほど、様々な種類のパスを駆使して試合をコントロールすることができます。試合の流れを一変させるような有効なロングパスには、ピッチの状態を把握する広い視野と、相手の裏をかく意外性が必要です。10種類の練習メニューを紹介。
DISC3 再生時間48分
01.1v1の練習
相手ディフェンダーを抜き去る。現代サッカーの試合では、1試合のうちに約200回の1v1の場面があると言われています。1v1の勝敗が、試合の流れに大きな影響を与えるのです。本DVDでは、ディフェンダーと対面した局面で有効な1v1のテクニックを5種類紹介。
02.方向転換の練習
ファーストタッチで相手を出し抜く。素晴らしい選手は、皆優れた方向転換の技術を有しています。DFの位置とスペースを把握して、最適なファーストタッチで大きなチャンスを創り出します。基本的な方向転換の技術から、試合でも活用できる応用編まで、11種類の練習メニューを収録。
03.コンビネーションプレーの練習
数的優位を生かす。コンビネーションプレーは、数的優位の状態で相手ディフェンダーを抜き去るのに有効な技術です。スピードを落とすこと無く相手の裏をかくためには、タイミングとコミュニケーションが成功の鍵です。2v1局面での練習を7種類収録しています。
04.クロスの練習
得点機会を演出する。クロスは得点機会に直結する重要な技術です。サイドでの攻防を制し、素晴らしいクロスを上げることができれば、ゴールの可能性は高くなります。タイミングと、クロスに持って行くまでの準備が非常に大切です。5種類の練習メニューを紹介。
05.シュート&フィニッシュの練習
正確なシュートで冷静にゴールを奪う。ただ強いシュートを打つのではなく、良い状況判断で正確なフィニッシュを行うよう、少年年代から意識の改革が必要です。冷静に正確なフィニッシュを身につけるための、15の異なる種類のシュート練習を収録しています。