【著者】西部謙司
【発行】株式会社カンゼン
四六判/272ページ
2018年3月19日発売
史上初!サッカー日本代表の「戦術の歴史」を稀代の戦術解説家が徹底解説!
日本は世界でいかに勝ち、いかに負け、 そしてこれからいかに戦うべきか?
【この本のここがおススメ!】
◎史上初!日本代表の「戦術史」徹底解説書!!
◎ロシアワールドカップで日本代表はどう戦うべきか? その答えが見えてくる!
◎図版をふんだんに使って、日本代表監督の戦術の攻防を徹底図解
◎各年代の試合データも網羅し、名勝負の記録的資料としても重宝
◎知性派フットボーラ―・岩政大樹選手との濃密な戦術対談、特別収録!
しばらく時間が経過してから見直すと、違って見えてくる試合があります。
当時の感情が薄れているぶん冷静になって見えてくるものもありますし、単純に何かを見落としていたというケースもあるでしょう。
そのときに理解できなかったことが、年月が経過したからこそ今は理解できるということもあります。
(中略)
本書ではワールドカップの17試合のほかに5試合を加えた22試合を取り上げました。
追加の5試合はワールドカップに出場していない監督(オフト、ファルカン、加茂、オシム、アギーレ)の最後の試合になります(加茂監督だけは最後から2番目ですが)。
監督別にオフト監督からアギーレ監督まで、それぞれの集大成としてのゲームを振り返ることで、日本代表が歩んで来た道のりを俯瞰できるのではないかと思います。
(プロローグより一部抜粋)
【目次】
プロローグ 日本=「フィジカルが弱い」「メンタルが弱い」は間違い
chapter1 オフト─「ディテール」を重視も戦術は硬直化
chapter2 ファルカン─先鋭的すぎたミラン型戦術2・0の導入
chapter3 加茂周─世界標準「ゾーンプレス」の成功と失敗
chapter4 岡田武史─守備戦術の遅れも強豪国に肉薄できた理由
chapter5 トルシエ─革新的なサッカー観を打ち出した天才型監督
chapter6 ジーコ─神様から「日本化」は始まっていた
chapter7 オシム─準備していたワールドカップ仕様のチーム作り
chapter8 岡田武史─「脱・日本化」がベスト16へのロールモデル
chapter9 ザッケローニ─惨敗の中で見えた日本サッカーの新種
chapter10 アギーレ─期待値が高かった「4-3-3」の使い手
エピローグ 日本は「どう」勝ちたいのか?
特別対談 西部謙司×岩政大樹
ピッチレベルの戦術アナライズ