【著者】田中隼磨
【発行】株式会社カンゼン
四六判/240ページ
2016年5月10日発売
田中隼磨、本人初の自伝。
松本の街で成長して、どのような成長の軌跡を描いてきたのか。
少年時代にスポーツに明け暮れた少年は、サッカーを選択して、15歳で横浜フリューゲルスユースへと越境した。消滅したチームでの思い、合併したアカデミーチームなかで「プロになる」意志を貫いて夢を叶え、横浜F・マリノス、東京ヴェルディ、名古屋グランパスでキャリアを歩んできた。
二度のJリーグ制覇、日本代表招集、再び戻った松本山雅の昇格……。闘志をあらわにしながら、ピッチと人生を疾走してきたプレーヤーは、幾多の出会いに囲まれ成長し、育った街であらためてプロとして走り続けている。
故郷に誕生したクラブに伝えたい、残したい、そして選手として声援をくれるファン・サポーター、将来の選手たちへの思いを詰め込んだ一冊。
【目次】
はじめに 田中隼磨 夢物語から叶える夢
序章 覚悟/新天地・松本山雅FCを選んだ理由
契約満了の宣告
新天地・松本山雅FC
郷土で求めたやりがい
「覚悟」をもってきた
第1章 故郷/「サッカー」がまだない時代の夢
松本で生まれた野球少年
サッカーを選ぶ道
ブームの前の「サッカー」
全国レベル「横浜マリノス」
県内から県外への挑戦
Jアカデミーを目指した日々
第2章 決意/15歳、単身越境で志したプロ
15歳で越境して挑んだ
サッカーのための濃密な日々
プロ選手と出会う刺激
フリューゲルスの消滅
フリューゲルスVSマリノス
学業との厳しい両立
第3章 光明/実力主義のなかであらがいながら
プロだからこそ貪欲にプレーする
「移籍」がもたらした光明
常勝チームへの帰還
日本代表・海外の刺激
壮大な新たなるミッション
第4章 栄光/有言実行した「Jリーグ優勝」
前途多難なビクトリーロード
未知の領域・ACL
ベストチームとは何か
松本山雅FCの存在
松田直樹を忘れない
第5章 未来/「勝利」の街のための闘い
「故郷」は新たな挑戦の場
歴史を刻んだ2014シーズン
山雅の未来のためにできること
あとがき 構成者・大枝令 「誇り」の先にあるものは