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【著者】城島明彦
【発行】株式会社カンゼン
四六判/256ページ
2017年11月6日発売
2018年NHK大河ドラマの主人公
国民的英雄の真の姿
なぜ西郷「さん」と、人々から慕われるのか?
ここまで描かれなかった
西郷本の決定版! !
■歴史的偉人の証言に基づく西郷の真像
■西南戦争後に世間を沸かせた生存説、西郷星大騒動……
■現代社会にも通ずる西郷の教え・南洲遺訓
数々の西郷伝説を、膨大な史料から徹底検証
明治150年という大きな節目を迎えるにあたって、西郷さんはどんな人だったのか、西郷さんのどこがどのように凄かったのか。それを、西郷さんを見知っていた同時代人の証言によって徹底的かつ多角的に検証し、あるいは推理し、西郷隆盛という「空前絶後の偉人」の姿を浮かび上がらせようとする意図で執筆したのが本書である。
西郷さんを山に例えると、富士山だ。
そう評した人は、1人や2人ではない。日本史上に燦然と輝く英雄や偉人は数多いが、西郷さんは「英雄中の英雄」「偉人中の偉人」として、ひときわ高くそびえ立っている。
ここでまず本書では「序章 早わかり 西郷隆盛の生涯」以外は、「西郷さん」という表現で通していることをお断りしておきたい。
私自身が子どもの頃からずっとそう呼んできたからであり、多くの日本人にとってもそう呼ぶのが最もポピュラーで自然だと思っているからである。
(まえがきより)
【目次】
まえがき
序章 早わかり 西郷隆盛の生涯
経験を無駄にしなかった青少年期(1~25歳)
島津斉彬に見い出されて大飛躍(26~32歳)
「島流し」の逆境の中で自分を磨く(33歳~38歳)
薩摩に西郷あり(38~41歳)
発想の転換で時代を切り開く(41~51歳)
1.西郷さんはなぜ国民的人気者なのか ~日本史上、空前絶後の人気者~
西郷さんは「純真な大きな子供」
今日のダントツ人気は坂本龍馬
伝記の数で龍馬を圧倒
戦前の東大生に桁違いの人気
龍馬との共通点・相違点
……など
2.西郷さんの愛と誠の日々! ~人生は「敬天愛人」~
勝海舟が恐ろしかった2人
酔えば裸踊りもした西郷さん
西郷さんが愛した“豚姫"
西郷さんと豚姫のラブシーン
幾松とお龍、どちらが美女だったか
……など
3.実録「征韓論」 ~こうして西郷さんは陥れられた! ~
「征韓論」ではなく「遣韓論」
シナリオ風「実録 征韓論」
4.西郷さんは生きていた!? ~明治メディア・ウォーズ~
2018年は「維新150年」と「火星大接近」
東の空に「西郷星」現る
著名外国人モースは見た! “西郷星騒動"
クールな新聞記者の見た西郷星
芥川龍之介の「西郷隆盛」
……など
5.上野の西郷像は“帝都の守護神" ~肖像画と銅像の謎 どの顔が実物に近い!?
写真が一枚もない西郷さんの肖像画
明治天皇御下命の『人物写真帖』
なぜ写真を毛嫌いしたのか
写真を撮らない約束をしていた龍馬の妻
西郷さんの弟と従弟がモデル
……など
6.西郷さんが教えてくれる ~人生捨てたもんじゃない~
『南洲翁遺訓』と『西郷南洲遺訓』は違う
昨日の敵は今日の友
いつも心に愛を持って生きる
子孫に美田を残さず
稲森和夫の西郷論
……など