【著者】Baseball Geeks編集部
【監修】神事努
【発行】株式会社カンゼン
四六判/224ページ
2019年7月16日発売
最先端のデータとスポーツ科学を駆使した「新しい野球の教科書」を、
プロ野球選手・関係者注目のWebメディア「Baseball Geeks(ベースボールギークス)」が書き下ろし!
指導に役立つ情報や上達のヒントを始め、野球の真実が詰まった一冊。
「打撃編・投手編・育成編」と3つのパートに分け、
「上から叩くな! 新しいスイング理論」「ノビのあるボールの正体とは」?「ピッチングは何歳で教えたら良いの?」など、野球界でよく聞く理論や定説を科学的に分析し検証。
また、「メジャーリーガー大谷翔平選手の投手/打者としての真のスゴさ」や「高校時代の吉田輝星投手・根尾昂選手・藤原恭大選手の実測データ」など、選手の能力に着目し、今後の活躍ポイントを具体的に記したコラムも掲載。
加えて、侍ジャパンの若き主砲オリックス・バファローズ吉田正尚選手や
シアトルマリナーズ菊池雄星投手へのスペシャルインタビューを敢行し、
データとどのように向き合い、試合や練習でどう活用しているかその思いや事実を語ってもらった。
プロアマ問わずさらなる高みを目指す選手や指導者、野球を伝える解説者やマスメディアの方々、
そして何より野球を愛するファンの皆様へ、上達のヒントや指導に役立つ情報、新しい野球の見方を届けられることを願っている。
【目次】
PROLOGUE 野球データ分析における新時代の幕開け
第1章
新時代の野球データ論 打撃編
SPECIAL INTERVIEW 吉田正尚
最新打撃理論・フライボール革命を考察する
日本球界に浸透する可能性
上から叩くな! 新しいスイング理論
強打者の能力を示す“打球速度"
打者・大谷翔平を分析する
メジャーリーグにアジャストできた理由
メジャートップレベルに匹敵する能力とは<? br> 今後の可能性と課題
根尾昂&藤原恭大のスイングデータを公開!
定説・打撃論を検証
ボールを“押し込む"とは何か
“ヘッドを立てる"ってどういうこと<? br> “バットを短く持つ"は正義か
“ボールを最後まで見る"は不可能!?
スピンをかけた打球は本当に“伸びる"のか
第2章
新時代の野球データ論 投球編
SPECIAL INTERVIEW 菊池雄星
メジャーリーグで注目、球質評価の新指標 ボール変化量とは
サイ・ヤング賞投手と比較して見えた大谷翔平の凄さ【速球編】
「ノビのあるボール」の正体とは
ボール変化量で紐解く 吉田輝星の球質
球質データで紐解く 投手・大谷翔平の2018年
サイ・ヤング賞投手と比較して見えた大谷翔平の凄さ【変化球編】
トラックマンデータで徹底解剖! 速球の球質で見る新外国人選手
ボール変化量と球質データで紐解く 柿木蓮、根尾昂、横川凱の球質
定説・投球論を検証
真っ向勝負は時代遅れ?
“球持ちの良さ"は本当に重要なのか
「低めに投げろ」は正解なのか
インコースは本当に危険なのか
第3章
新時代の野球データ論 育成編
プロ野球での活躍に誕生月の影響あり!?
子どもの運動能力は遺伝? それとも環境か
球速に影響を与える遺伝要因とは
ピッチングは何歳で教えたら良いの? 子どもが上達するメカニズムとは
EPILOGUE テクノロジーと野球の未来