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【著者】岩井隆
【発行】株式会社カンゼン
四六判/224ページ
2018年2月19日発売
“多角的”に想像できる選手なくして、強いチームは生まれない!
2017年夏の甲子園優勝監督が明かす、未来を見据えた人づくり
野球部は「社会」の縮図。
一人ひとりが役割を果たし、生きる道筋をつくる
「自立した人間は、今後の人生で壁にぶつかってもきっと乗り越えられる」
「将来、組織やチームの中心となる人材になってほしい」
2017年、なぜ花咲徳栄は夏の甲子園を制することができたのか。
勝因の一つに岩井監督が常々話してきた、選手の「自立」がある。
学校の部活動の一貫、教育の一貫として、野球部が存在する。
有名私立校、有名強豪校とは一線を画したアプローチで選手を育てながら、それでも近年プロ野球選手も多数輩出するのはなぜか。
自分たちで想像し自分たちで決断して行動する。
岩井流 選手の育て方を1冊に収録。
【著者からのメッセージ】
私たち指導者が基準にしているのは、人としての考え方を身につけさせることだ。
そして、それを生み出しているのは日本人特有の“道(どう)の精神”だと思う。
日本における、道の精神。華道、茶道、書道、弓道、柔道、剣道、空手道、相撲道、武士道……。そして、野球道。
“道”とは何かと言うと、形を教えることだと思う。
形がないものはすぐに崩れてしまうから、長続きしない。
現在の花咲徳栄野球部も、道徳を重んじながらこれまでつくってきた一定の形、倫理観などを崩したら、あっという間にバラバラになってしまうだろう。
生き方は人それぞれなので、教えることはできない。それぞれの立場や置かれた環境によって変わっていくと思う。
ただ、考え方を教えることはできる。その基本さえしっかりしていれば、どんな立場、どんな環境になったとしても、人として対応できるのではないかと思う。
【目次】
第1章 チームをつくる道
第2章 専門性を磨く道
第3章 人材を育成する道
第4章 勝負にこだわる道
第5章 心を育てる道