【監修】松原始
【写真】宮本桂
【発行】株式会社カンゼン
A5判/144ページ
2019年4月16日発売
ベストセラー「カラスの教科書」の著者・松原始氏の最新刊!
カラスたちの魅力に美しくユーモラスな写真とテキストで迫ります。
生態を動物行動学者・松原始が解説し、多彩な表情や仕草を野鳥写真家・宮本桂が撮る。
カラスたちの魅力を生態のわかる雑学要素も盛り込みつつ紹介していく本格ビジュアルガイド。
ゴミを漁る、人を攻撃してくるらしい、なんだか縁起が悪そう
──真偽のほどはさておき、カラスの悪評は枚挙にいとまがありません。
しかしそれは、カラスに関する情報不足からくる人間の思い込み、偏見です!
人の暮らしに密接した環境に生息、人に敵視されたりしながらも頭の良さを駆使してさまざまな学習を重ねながら生き抜いてきたカラス。芸術家の故岡本太郎など、その頭の良さ、色眼鏡なしに見れば美しくかっこいい姿などを深く愛する人もしっかり存在する野鳥なのです。
これまでスポットの当たることのなかった意外なカラス像をたっぷり味わえる一冊で「カッコイイ!」「かわいい♪」「知らなかった~」カラスの姿に出会い、カラスとその周囲の生物、環境などに対してさらなる理解を育んでいただけましたら幸いです。
【目次】
巻頭スペシャル
日本で会える!(かもしれない)カラスたち
にっぽんのカラスを描いた詩歌
PART1 カラススタイル
COLUMN1 カラスと光り物
PART2 カラスの復習
PART3 カラスライフ
特別収録 カラスライフin 札幌
Special Interview 中村眞樹子(NPO法人 札幌カラス研究会 主宰)
COLUMN2 カラスが向かってくるとどれくらい怖いか
COLUMN3 カラスの葬式と裁判
PART4 カラスの研究
COLUMN4 カラスを食べてみる
Welcome! カラスファンクラブ
Key Person Interview
宮崎学(写真家)
吉野かぁこ(カラス友の会 主宰)
Books/Various Goods
Staff Comments 宮本桂/大橋裕之
おわりに 松原始
松原始(まつばら・はじめ)
1969年奈良県生まれ。京都大学理学部卒業。同大学院理学研究科博士課程修了。京都大学理学博士。専門は動物行動学。東京大学総合研究博物館勤務。
研究テーマはカラスの生態、行動と進化。著書に『カラスの教科書』(講談社文庫)、『カラスの補習授業』(雷鳥社)、『カラス屋の双眼鏡』(ハルキ文庫)、『カラスと京都』(旅するミシン店)。
監修書に『カラスのひみつ(楽しい調べ学習シリーズ)』(PHP研究所)がある。