【著者】大利実
【発行】株式会社カンゼン
四六判/272ページ
2018年6月14日発売
※本文で紹介している練習メニューの一部は動画でご覧になれます。
QRコードは書籍内にあります。
各分野のエキスパートが球児へ贈るマル秘上達メソッド
チーム 大阪桐蔭(大阪)・西谷浩一監督
打撃 明秀日立(茨城)・金沢成奉監督
投手 花咲徳栄(埼玉)・岩井隆監督
守備 明石商業(兵庫)・狭間善徳監督
捕手 日大藤沢(神奈川)・山本秀明監督
走塁 健大高崎(群馬)・青柳博文監督
体作り 山梨学院(山梨)・吉田洸二監督
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【特別収録】プロが語る『技術』
今永昇太(横浜DeNA)
山川穂高(埼玉西武)
田中広輔(広島)
【超一流の技術&指導論】
ベクトルを自分に向けさせる (大阪桐蔭・西谷浩一監督)
ボールのラインにバットを入れる「点」ではなく「線」でとらえる
(明秀日立・金沢成奉監督)
右投手は右目の前、左投手は左目の前でリリースする
(花咲徳栄・岩井隆監督)
「備え」「間」「タイミング」「バランス」これが上達のキーワード
(明石商業・狭間善徳監督)
親指と人差し指でつまんで捕球
(日大藤沢・山本秀明監督)
目指すは盗塁成功率7割以上細かなデータが采配を後押しする
(健大高崎・青柳博文監督)
インターバル走は心の強化
(山梨学院・吉田洸二監督)
----- 本書籍について -----
人間は誰もが、得意分野を持っている。
高校野球の指導者にも似たようなことが言えるのではないだろうか。
本来、ひとつの組織として考えたときには、プロ野球のように「監督」「ピッチングコーチ」「バッティングコーチ」「守備コーチ」「走塁コーチ」と、その分野に長けた指導者を置くのが理想といえる。
ただ、高校の野球部は学校の中での活動であり、現実的には難しく、予算も限られている。
ならば、各分野の育成に長けた監督―いわば“スペシャリスト”―に集まってもらい、1冊の本にまとめることができれば、野球の技術全般を学ぶことができるのではないか。そう思ったのが、この本を企画したきっかけとなっている。
高校球界で活躍するスペシャリスト7人、そしてプロ野球選手3人を取材し、野球技術の極意に迫った。
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【著者プロフィール】
大利実(おおとし・みのる)
1977年生まれ、横浜市港南区出身。港南台高(現・横浜栄高)―成蹊大。スポーツライターの事務所を経て、2003年に独立。
中学軟式野球や高校野球を中心に取材・執筆活動を行っている。『野球太郎』『中学野球太郎』『ホームラン』(廣済堂出版)、『ベースボール神奈川』(侍athlete)などで執筆。著書に『中学の部活から学ぶ わが子をグングン伸ばす方法』(大空ポケット新書)、『高校野球 神奈川を戦う監督たち』『高校野球 神奈川を戦う監督たち2 神奈川の覇権を奪え! 』(日刊スポーツ出版社)、『101年目の高校野球「いまどき世代」の力を引き出す監督たち』『激戦 神奈川高校野球 新時代を戦う監督たち』(インプレス)がある。